クルマのアクリル板とは

クルマのアクリル板®は、透明な仕切板を座席や室内部品に取り付けて使用する自動車室内専用のパーテーション製品です。運転手と同乗者を仕切ることで、防犯や飛沫による感染症、運転への妨害行為などを予防することができます。運転手と同乗者との間に適切な距離感を作り、安全で快適な運転環境を実現いたします。

コンセプト

仕切板と固定金具から構成される製品です。仕切板はアクリルやポリカーボネートなどの透明な樹脂板をカットし、固定金具はスチール鋼板を曲げ加工したものです。座席やセパレータバーに固定金具を取り付け、金具に仕切板を取り付けて使用します。ドライバー様は、車種や使用目的に合わせて、仕切板、金具をお選びいただけます。

M(エム)シリーズ

運転席、助手席それぞれ取り付けたい方に

座席それぞれに仕切板を取り付けるMシリーズは、部品の規格寸法が共通化されています。同じMシリーズであれば、仕切板、固定金具、補助部品を車に合わせて自由に組み合わせ可能です。

タクシー防犯、感染症対策、後部座席からの運転妨害など、あらゆる悩みに対応します。

  • 板材:2種類(耐衝撃アクリル2㎜/強耐衝撃ポリカーボネート3㎜)
  • 板の種類:7種類(軽ワゴン、セダン、ミニバン、ミニバンプラス、グランド、サイド)
  • 金具の種類:4種類(クイックベルト、スタンダード、エックスタフ、ユーティリティ)

I(アイ)シリーズ

ハイエース等のバンに全面一枚板を取り付けたい方に

ハイエースや業務用バンのセパレータバーに取り付けるIシリーズは、乗車席と荷室の間にある仕切棒にスタンド金具を取り付け、全面大サイズの仕切板を支えます。主に商用バンをベースにした病院送迎車、福祉車、業務送迎車等でご利用いただいています。

  • 板材:1種類(耐衝撃アクリル2㎜)
  • 板の種類:1種類
  • 金具の種類:1種類
ハイエースハイルーフバンへの取り付け
キャラバンへの取り付け

W(ワイド)シリーズ

後部座席からの運転妨害を防ぎたい方に

運転席と助手席を橋渡しして取り付けるWシリーズは、後部座席からの防犯や妨害行為から運転手を守るために設計された強度重視の仕切板です。

最も強度の高い耐衝撃ポリカーボネートを採用し、運転席と助手席の間への侵入を防ぐことを目的としています。

  • 板材:強耐衝撃ポリカーボネート3㎜
  • 板の種類:1種類
  • 金具の種類:1種類

仕切板の特長

強度が高く、高品質の板材を採用

透明度の高い耐衝撃アクリルや強耐衝撃ポリカーボネートの板材を車の室内に合わせてデザインカットしています。一般のアクリル素材に比べて、クルマのアクリル板の耐衝撃アクリルは5倍、強耐衝撃ポリカーボネートは20倍の強度を持ちます。

・内装空間や目的に合わせたデザイン

仕切板は、車の美しいインテリアを損なわないようなめらかな曲線でデザインされています。多種多様な車の室内空間に合うよう、さまざまなサイズや形状の仕切板からお選びいただけます。

固定金具の特長

・独自設計されたスチール(鉄鋼)製の金具

仕切板を安全に取り付けるため、専用の固定金具を独自設計しています。素材はスチール(鉄鋼)を採用。衝撃や熱にも強く、酷暑や厳寒の車室内でもアクリル板をしっかり固定します。(意匠登録済み)

アクリル板の重心を面で支える

タクシー等に採用されている一般の仕切り板は、板の端部を線で支え、板そのものを自立させています。クルマのアクリル板では、アクリル板の重心を縦横複数のネジを用いて面で支えます。その結果、取り付けの安定度が増し、不快な振動を抑えることができます。

・取り付けは自分でできる、縦横高さの調節も穴位置の選択で可能。

仕切板と金具の自動車への取り付けは、プラスのドライバー(部品によっては六角レンチ)で、ご自身で取り付けできます。ベルト固定タイプでは工具不要、素手で取り付け取り外しが可能です。

また取り付け位置の調整は、固定金具の左右スライド、アクリル板の穴選択で上下の調整が可能です。Mシリーズではさらに、固定金具の前後や前傾後傾の調整もスペーサーの挟み込みで行えます。

M金具センターに取付。締め込み位置で左右の調整ができる。

M金具を左に動かす

M金具を右に動かす